【銀魂】ネタバレ 627話「平和と破滅は表裏一体」絵バレ&詳細 文字バレ 感想まとめ(画像あり)
648: 2017/03/15(水) 17:30:12.81
ついに近藤さんとお妙さんの再会か…
■ついに、ついに…ッ
式神を見て逃げ去る解放軍。
「解放軍が」
「崩れていく」
解放軍の崩れようを見守るかぶき町の住人達。
お登勢「私らの」
「勝ちだ」
それぞれの武器を上げ喜ぶ住民達。
膝をつき安堵の表情を浮かべる新八。神楽の顏にも笑顔が。
新八「…やった」
「…ついに」
「解放軍を撤退させたぞォォ」
神楽「銀ちゃん やったアル!!」
「これでかぶき町に平和が…」
「……」
屁怒絽の背後にしがみつき、屁怒絽の頭の花を抑えている銀時。
神楽「銀ちゃん?」
銀時「……」
屁怒絽「万事屋さん?」
「そんな所で何をやっているんですか」
「解放軍の皆さん もうどこかにいっちゃったみたいですよ」
「でも皆さんの姿を見て安心しました」
「ずっと心配してたんですよ」
「江戸がこんな事になってしまって 皆さん無事でいるのかって」
相変わらず優しい屁怒絽。
銀時の花を支える手が小刻みに震えている。
「でも信じてもいました 皆さんならきっと大丈夫」
折れた花を取る銀時。葉っぱはまだ頭上についたまま。
屁怒絽「だって」
「貴様ら人類は」
「我が輩がこの手で皆殺しにするのだから」
凶悪面になった屁怒絽、焦る銀時。
屁怒絽「残念だったな人間ども」
「真の恐怖はこれから始まる!!」
「我輩の恐るべき計画を教えてやろうか!?」
ガムテープで折れた花を再生する銀時、そして手でも支え続ける。
屁怒絽「ぼくは花や草木だけじゃない」
「僕がこの地球(ほし)で見つけた「人間」という花も見守り続けたいのです」
花が復活したら優しい屁怒絽に戻る様。
花を支えていた銀時が、そぉ~っと手を離す。
「それがこの花屋のたった一つの願い…」
しかし、花は折れてしまう。
凶悪屁怒絽に元通り。
屁怒絽「つまりこの地球(ほし)は」
「我輩に踏み潰されるために作られた花壇だったのだ!!」
「貴様ら人類は我輩に生かされていただけの」
急いでボンドで花を直す銀時。
「哀れな花だったのだ!!」
ボンドで花が元通りになり、優しい屁怒絽へ。
屁怒絽「花は一輪ではすぐに枯れてしまうけれど」
「束になれば簡単には散りません」
「僕もこの地球(ほし)の一輪の花として」
「皆さんと一緒に咲きたいと思います」
そこで銀時がある事に気付く。
花を直す時、銀時の指も茎にくっついてしまっていた様。
「とれねェ」と必死に指を剥がそうとする銀時。
屁怒絽「そして花が満開になった時…」
必死に指を引っ張る銀時。
屁怒絽「この地球(ほし)は平和の園にな……」
根元の葉っぱごとヌンケてしまい、屁怒絽の目、口から血が噴き出す。
「ギャアアアアス!!」
屁怒絽「きっ貴様ァァァ!!」
「一体何をしたァァアア!!」
「まさかっ・・彼の封印を…!!」
「なっ…何という事を」
「終わりだぁ!!」
「貴様ら人類も我輩も…」
「そしてこの宇宙も」
きょろきょろと辺りを見回す銀時、そして何かを発見。
屁怒絽「全て終わっ…」
銀時が屁怒絽の頭上にさしたもの…
ニューハーフPABの開店祝いの花だった。
銀時「………」
屁怒絽「……あぶなかった」
「あと少しで全て終わる所であった この借りは必ず返すぞ人類」
「そんな事はさせない この僕が居る限り 君の好きにはさせないぞヘドラ」
ヘドラ「フフフ 無駄だヘドロ 既にお前の半身は我が手中 じきこの身体も宇宙も闇一色に染まろう」
ヘドロ「地球も人類も僕が護る」
ヘドラ「地球も人類も破滅させてやる」
銀時「ハーフになった」
新八「……何やってんの銀さんアレ」
神楽「何だかよく解んないけど楽しそうアル」
住民達に笑顔が戻っている。
神楽「やっぱり」
「平和が一番アルな」
新八「うん」
「そうだね」
遠く離れたビルの屋上から傘をさした集団が見ていた…。
そして夜。
次郎長「まさか夜のかぶき町が」
「ネオンじゃなく月明かりと焚き火に照らされる日が来るとはねェ」
「年中やかましい街だ たまにゃこんな夜も悪かねェだろ」
お登勢「それでも夜を迎えられただけマシだってかい」
次郎長「ああ次は朝日に照らされた街が拝めりゃ上出来だ」
お登勢「やれやれ 明日を迎えるのがこんなに大仕事だったとはねェ 以前は黙ってても勝手に朝日がやってきたが今じゃ胸ぐら掴んで恫喝しないとのれんもくぐりゃしないってんだから」
「アイツらはよくやったよ それでも明日を迎えるにゃ足りないかい」
次郎長「こっちが足りねェんじゃねェ 敵があり余ってんのさ」
「撤退にこそ持ち込んだが俺達ゃ敵に勝ったワケじゃねェ 一時的に負けたと錯覚させただけだ」
「精鋭を破り少しは兵隊を削ったが全体の兵力から見ればヒビの入った程度だ」
「一方こちらは大軍を相手どって消耗しきってる」
「散り散りに敗走した敵が軍を立て直し 再び攻めてくればひとたまりもねェ」
「幕軍が追撃をかけ敵の立て直しを妨害しているようだが」
「それもいつまでもつか」
「早いとこ宇宙にいる兄ちゃんの仲間が敵の本部をどうにか止めてくれねェと」
「明日をかすめとるにも限界ってもんがあらぁな」
お登勢「…限界ねェ」
「アンタの口からそんな弱音がきけるとは思わなかった」
「長生きはするもんだねェ」
次郎長「弱音にきこえたかい お前も随分耳が遠くなったな」
お登勢「弱音ってものそう悪いもんじゃないさ次郎長」
「弱音(そいつ)が吐けるのは」
「頼る者がいる奴だけなんだから」
次郎長「………」
お登勢「アンタも大人になったね次郎長」
次郎長「ケッ 老いぼれたと言われた方が百倍マシだ」
ゲラゲラ笑うお登勢、そこへ「おやおや」と西郷が登場。
西郷「顏を合わせるのも稀 会えばいがみ合ってばかりいたかぶき町四天王が」
「今夜は随分楽しそうじゃないかい」
「アラゴメン ひょっとしてお邪魔だった?」
お登勢「いんや西郷 アンタとも一杯飲みたいと思ってた所さ」
「なんせアンタら地球が滅亡寸前にならないとガン首揃えない様なひねくれ者だろ」
「こんな機会はもうないだろうからねェ」
「そういう意味じゃあたしゃこの状況に少し感謝してんだよ」
「こんな時じゃなきゃ見えないもんが こんな時じゃなきゃ感じられないもんが随分あった」
「おかげで以前より」
「ちったあ人間って奴が好きになれた気がするよ」
「こんな夜なら」
「今生最後の夜になったとしても」
「そう悪かないかもってね」
しんみりする3人。
次郎長「………」
「いんや」
月を見上げる次郎長。
「まだ飲み足りねぇや」
街中を歩く新八と神楽。
神楽「やっぱり…」
「なんとか解放軍は追っ払ったけど その爪跡は大きいみたいアル」
怪我人だらけの街中。
新八「無理もないよ あの大軍を退けた事自体奇跡みたいな話なんだから」
「いやこれだけの人達があの絶望的な状況で戦ってくれた事自体奇跡」
「かぶき町の人達だけじゃない」
「江戸中のみんなが自分のできる事にそれぞれ全力を尽くした」
怪我人の手当をする人や食事を配る人々の姿。
「だから」
「この奇蹟は起きたのかもしれない」
外道丸につっかかる新八、怪我人や食事の中にはパンデモニウムの姿がちらほら。
新八「お前さっきから邪魔してんだけだろーが!!」
外道丸「パンデモニウムはケガ病気にも効く万能のおやつでござんす お一つどうですか」
新八「だーかーらーそんなグロテスクなもん誰が」
新八に話しかける美女verパンデモニウム。
パンデモニウム「ゴメン 私やっぱり邪魔だった?」
「心配でついついてきちゃった」
「私 メンド臭い女になってたね ゴメン もう邪魔しないから」
新八「ああ邪魔だ これ以上俺の心をかき乱すくらいならずっと側にいろよ!!」
神楽「オメーが一番邪魔アル」
怪我人の手当をしているお妙。
お妙「新ちゃん 神楽ちゃん ツッコミはもういいから今は休んで」
神楽「アネゴ!」
お妙「外道丸さん達はね戦で疲労した皆を休ませようと色んな役を買ってでてくれたのよ」
新八「!!」
お妙「自分達はまだ疲れてないからって」
「戦後半に出たからもう少し出番がほしいって」
新八「最後に本音出すな」
式神が食事を配布し、怪我人が怖がって逃げ出す始末。
お妙「外道丸さん達には負傷者の世話に食糧班」
新八「食糧にされそうだよ!!」
お妙「清明さん達は町の見張りと警護」
清明「わしの見張りの方が恐い」
道満「何を俺の見張りの方が恐い!!」
新八「見張りに見張りをつけてくれ!!」
お妙「結野アナは祈祷によるアシスト」
結野アナ「明日の天気はさわやかな晴れ」
「戦日和でーす」
新八「戦起こそうとすんな!!」
お妙「各々が自分のやれる事をやらなきゃいけない時だと言うのなら」
「今のあなた達がやるべき事は休む事」
ケガをした兵に話しかけるお妙。
「あなた達はよく働いた 今は何も考えず休んで」
兵士「で…でも敵が来るかと思うと不安で…」
お妙「大丈夫 私達がいるから たくさん食べてたくさん寝て下さい」
新八「姉上それ眠ってないね!!とどめさしてるね!!」
お妙の手にはダークマター。被害者が多数横たわっている
外道丸「あっ じゃあそれで眠らせてから パンデモニウム口に突っ込むカンジでいきやしょうか」
ダークマターで倒れた人達の口にパンデモニウムをつっこむ外道丸
新八「オイぃぃ!! なんでこんなアブねェ奴等が食料班やってんだ
誰かァもっとマシな食料を!!」
パンデモニウムさん「やっと白状したね
ホントはしってた 新八くんが私をどう思ってるかなんて
でも気づかない振りしてた …一緒にいられなくなっちゃうから
だから私も白状するね ホントは新八くんに食べてほしかった バイバイ大好き」
フォークを片手に泣きながら叫ぶ新八
新八「今すぐ俺の前に全てのパンデモニウムを持ってこいィィ!!」
神楽「新八 お前はマジで休んだ方がいい」
近藤「戦い通しでもうヘトヘトだ ようやく帰ってこれた 君の所へ ただいま お妙さん」
お妙「……お おかえり近藤さん」
涙を流すお妙さん
近藤「お妙さぁぁぁん」
パンデモニウムお妙「近藤さぁん」
お妙「誰がお妙じゃああああ!!」
パンデモウムと一緒に近藤の顔面を蹴るお妙
近藤「ごふァ」
近藤「おっ…お妙さんいくらなんでも激しすぎよ!! ダ…ダメだってば」
近藤はパンデモニウムをしっかり抱きしめてキスをしている
新八「パンデモニウムさんを離せェェ!!」
お妙「何あの地獄」
外道丸「パンデモニウムの幻覚作用がききすぎたようです」
土方「なんだオイ 世界が終わりそうならイケそうな気がするとか言ってたのに
いつもと変わらねェじゃねェか 何もかも」
沖田「何言ってんですか土方さん 近藤さんはアレがほしかったんですよ」
土方「いつものアレがいいんだ」
お妙「世界が終わりそうな時に今頃お帰りですか お巡りさんも相変わらずですね」
「そういう事」
猿飛「世界の方はしらないけど どうやら帰る場所ぐらいは護れたみたいじゃない ただいまも おかえりもない 無愛想な街だけど」
お妙「おかえりはないけど違うものならきけるかもしれませんよ」
「そうか じゃあお言葉に甘えて休ませてもらおうかな」
お妙「みんなおつかれさま」
神楽「アネゴそれ違う」
■なにが見えたのか…。
【銀魂】 ネタバレ 最新627話 『平和と破滅は表裏一体』
■ついに、ついに…ッ
式神を見て逃げ去る解放軍。
「解放軍が」
「崩れていく」
解放軍の崩れようを見守るかぶき町の住人達。
お登勢「私らの」
「勝ちだ」
それぞれの武器を上げ喜ぶ住民達。
膝をつき安堵の表情を浮かべる新八。神楽の顏にも笑顔が。
新八「…やった」
「…ついに」
「解放軍を撤退させたぞォォ」
神楽「銀ちゃん やったアル!!」
「これでかぶき町に平和が…」
「……」
屁怒絽の背後にしがみつき、屁怒絽の頭の花を抑えている銀時。
神楽「銀ちゃん?」
銀時「……」
屁怒絽「万事屋さん?」
「そんな所で何をやっているんですか」
「解放軍の皆さん もうどこかにいっちゃったみたいですよ」
「でも皆さんの姿を見て安心しました」
「ずっと心配してたんですよ」
「江戸がこんな事になってしまって 皆さん無事でいるのかって」
相変わらず優しい屁怒絽。
銀時の花を支える手が小刻みに震えている。
「でも信じてもいました 皆さんならきっと大丈夫」
折れた花を取る銀時。葉っぱはまだ頭上についたまま。
屁怒絽「だって」
「貴様ら人類は」
「我が輩がこの手で皆殺しにするのだから」
凶悪面になった屁怒絽、焦る銀時。
屁怒絽「残念だったな人間ども」
「真の恐怖はこれから始まる!!」
「我輩の恐るべき計画を教えてやろうか!?」
ガムテープで折れた花を再生する銀時、そして手でも支え続ける。
屁怒絽「ぼくは花や草木だけじゃない」
「僕がこの地球(ほし)で見つけた「人間」という花も見守り続けたいのです」
花が復活したら優しい屁怒絽に戻る様。
花を支えていた銀時が、そぉ~っと手を離す。
「それがこの花屋のたった一つの願い…」
しかし、花は折れてしまう。
凶悪屁怒絽に元通り。
屁怒絽「つまりこの地球(ほし)は」
「我輩に踏み潰されるために作られた花壇だったのだ!!」
「貴様ら人類は我輩に生かされていただけの」
急いでボンドで花を直す銀時。
「哀れな花だったのだ!!」
ボンドで花が元通りになり、優しい屁怒絽へ。
屁怒絽「花は一輪ではすぐに枯れてしまうけれど」
「束になれば簡単には散りません」
「僕もこの地球(ほし)の一輪の花として」
「皆さんと一緒に咲きたいと思います」
そこで銀時がある事に気付く。
花を直す時、銀時の指も茎にくっついてしまっていた様。
「とれねェ」と必死に指を剥がそうとする銀時。
屁怒絽「そして花が満開になった時…」
必死に指を引っ張る銀時。
屁怒絽「この地球(ほし)は平和の園にな……」
根元の葉っぱごとヌンケてしまい、屁怒絽の目、口から血が噴き出す。
「ギャアアアアス!!」
屁怒絽「きっ貴様ァァァ!!」
「一体何をしたァァアア!!」
「まさかっ・・彼の封印を…!!」
「なっ…何という事を」
「終わりだぁ!!」
「貴様ら人類も我輩も…」
「そしてこの宇宙も」
きょろきょろと辺りを見回す銀時、そして何かを発見。
屁怒絽「全て終わっ…」
銀時が屁怒絽の頭上にさしたもの…
ニューハーフPABの開店祝いの花だった。
銀時「………」
屁怒絽「……あぶなかった」
「あと少しで全て終わる所であった この借りは必ず返すぞ人類」
「そんな事はさせない この僕が居る限り 君の好きにはさせないぞヘドラ」
ヘドラ「フフフ 無駄だヘドロ 既にお前の半身は我が手中 じきこの身体も宇宙も闇一色に染まろう」
ヘドロ「地球も人類も僕が護る」
ヘドラ「地球も人類も破滅させてやる」
銀時「ハーフになった」
新八「……何やってんの銀さんアレ」
神楽「何だかよく解んないけど楽しそうアル」
住民達に笑顔が戻っている。
神楽「やっぱり」
「平和が一番アルな」
新八「うん」
「そうだね」
遠く離れたビルの屋上から傘をさした集団が見ていた…。
そして夜。
次郎長「まさか夜のかぶき町が」
「ネオンじゃなく月明かりと焚き火に照らされる日が来るとはねェ」
「年中やかましい街だ たまにゃこんな夜も悪かねェだろ」
お登勢「それでも夜を迎えられただけマシだってかい」
次郎長「ああ次は朝日に照らされた街が拝めりゃ上出来だ」
お登勢「やれやれ 明日を迎えるのがこんなに大仕事だったとはねェ 以前は黙ってても勝手に朝日がやってきたが今じゃ胸ぐら掴んで恫喝しないとのれんもくぐりゃしないってんだから」
「アイツらはよくやったよ それでも明日を迎えるにゃ足りないかい」
次郎長「こっちが足りねェんじゃねェ 敵があり余ってんのさ」
「撤退にこそ持ち込んだが俺達ゃ敵に勝ったワケじゃねェ 一時的に負けたと錯覚させただけだ」
「精鋭を破り少しは兵隊を削ったが全体の兵力から見ればヒビの入った程度だ」
「一方こちらは大軍を相手どって消耗しきってる」
「散り散りに敗走した敵が軍を立て直し 再び攻めてくればひとたまりもねェ」
「幕軍が追撃をかけ敵の立て直しを妨害しているようだが」
「それもいつまでもつか」
「早いとこ宇宙にいる兄ちゃんの仲間が敵の本部をどうにか止めてくれねェと」
「明日をかすめとるにも限界ってもんがあらぁな」
お登勢「…限界ねェ」
「アンタの口からそんな弱音がきけるとは思わなかった」
「長生きはするもんだねェ」
次郎長「弱音にきこえたかい お前も随分耳が遠くなったな」
お登勢「弱音ってものそう悪いもんじゃないさ次郎長」
「弱音(そいつ)が吐けるのは」
「頼る者がいる奴だけなんだから」
次郎長「………」
お登勢「アンタも大人になったね次郎長」
次郎長「ケッ 老いぼれたと言われた方が百倍マシだ」
ゲラゲラ笑うお登勢、そこへ「おやおや」と西郷が登場。
西郷「顏を合わせるのも稀 会えばいがみ合ってばかりいたかぶき町四天王が」
「今夜は随分楽しそうじゃないかい」
「アラゴメン ひょっとしてお邪魔だった?」
お登勢「いんや西郷 アンタとも一杯飲みたいと思ってた所さ」
「なんせアンタら地球が滅亡寸前にならないとガン首揃えない様なひねくれ者だろ」
「こんな機会はもうないだろうからねェ」
「そういう意味じゃあたしゃこの状況に少し感謝してんだよ」
「こんな時じゃなきゃ見えないもんが こんな時じゃなきゃ感じられないもんが随分あった」
「おかげで以前より」
「ちったあ人間って奴が好きになれた気がするよ」
「こんな夜なら」
「今生最後の夜になったとしても」
「そう悪かないかもってね」
しんみりする3人。
次郎長「………」
「いんや」
月を見上げる次郎長。
「まだ飲み足りねぇや」
街中を歩く新八と神楽。
神楽「やっぱり…」
「なんとか解放軍は追っ払ったけど その爪跡は大きいみたいアル」
怪我人だらけの街中。
新八「無理もないよ あの大軍を退けた事自体奇跡みたいな話なんだから」
「いやこれだけの人達があの絶望的な状況で戦ってくれた事自体奇跡」
「かぶき町の人達だけじゃない」
「江戸中のみんなが自分のできる事にそれぞれ全力を尽くした」
怪我人の手当をする人や食事を配る人々の姿。
「だから」
「この奇蹟は起きたのかもしれない」
外道丸につっかかる新八、怪我人や食事の中にはパンデモニウムの姿がちらほら。
新八「お前さっきから邪魔してんだけだろーが!!」
外道丸「パンデモニウムはケガ病気にも効く万能のおやつでござんす お一つどうですか」
新八「だーかーらーそんなグロテスクなもん誰が」
新八に話しかける美女verパンデモニウム。
パンデモニウム「ゴメン 私やっぱり邪魔だった?」
「心配でついついてきちゃった」
「私 メンド臭い女になってたね ゴメン もう邪魔しないから」
新八「ああ邪魔だ これ以上俺の心をかき乱すくらいならずっと側にいろよ!!」
神楽「オメーが一番邪魔アル」
怪我人の手当をしているお妙。
お妙「新ちゃん 神楽ちゃん ツッコミはもういいから今は休んで」
神楽「アネゴ!」
お妙「外道丸さん達はね戦で疲労した皆を休ませようと色んな役を買ってでてくれたのよ」
新八「!!」
お妙「自分達はまだ疲れてないからって」
「戦後半に出たからもう少し出番がほしいって」
新八「最後に本音出すな」
式神が食事を配布し、怪我人が怖がって逃げ出す始末。
お妙「外道丸さん達には負傷者の世話に食糧班」
新八「食糧にされそうだよ!!」
お妙「清明さん達は町の見張りと警護」
清明「わしの見張りの方が恐い」
道満「何を俺の見張りの方が恐い!!」
新八「見張りに見張りをつけてくれ!!」
お妙「結野アナは祈祷によるアシスト」
結野アナ「明日の天気はさわやかな晴れ」
「戦日和でーす」
新八「戦起こそうとすんな!!」
お妙「各々が自分のやれる事をやらなきゃいけない時だと言うのなら」
「今のあなた達がやるべき事は休む事」
ケガをした兵に話しかけるお妙。
「あなた達はよく働いた 今は何も考えず休んで」
兵士「で…でも敵が来るかと思うと不安で…」
お妙「大丈夫 私達がいるから たくさん食べてたくさん寝て下さい」
新八「姉上それ眠ってないね!!とどめさしてるね!!」
お妙の手にはダークマター。被害者が多数横たわっている
外道丸「あっ じゃあそれで眠らせてから パンデモニウム口に突っ込むカンジでいきやしょうか」
ダークマターで倒れた人達の口にパンデモニウムをつっこむ外道丸
新八「オイぃぃ!! なんでこんなアブねェ奴等が食料班やってんだ
誰かァもっとマシな食料を!!」
パンデモニウムさん「やっと白状したね
ホントはしってた 新八くんが私をどう思ってるかなんて
でも気づかない振りしてた …一緒にいられなくなっちゃうから
だから私も白状するね ホントは新八くんに食べてほしかった バイバイ大好き」
フォークを片手に泣きながら叫ぶ新八
新八「今すぐ俺の前に全てのパンデモニウムを持ってこいィィ!!」
神楽「新八 お前はマジで休んだ方がいい」
近藤「戦い通しでもうヘトヘトだ ようやく帰ってこれた 君の所へ ただいま お妙さん」
お妙「……お おかえり近藤さん」
涙を流すお妙さん
近藤「お妙さぁぁぁん」
パンデモニウムお妙「近藤さぁん」
お妙「誰がお妙じゃああああ!!」
パンデモウムと一緒に近藤の顔面を蹴るお妙
近藤「ごふァ」
近藤「おっ…お妙さんいくらなんでも激しすぎよ!! ダ…ダメだってば」
近藤はパンデモニウムをしっかり抱きしめてキスをしている
新八「パンデモニウムさんを離せェェ!!」
お妙「何あの地獄」
外道丸「パンデモニウムの幻覚作用がききすぎたようです」
土方「なんだオイ 世界が終わりそうならイケそうな気がするとか言ってたのに
いつもと変わらねェじゃねェか 何もかも」
沖田「何言ってんですか土方さん 近藤さんはアレがほしかったんですよ」
土方「いつものアレがいいんだ」
お妙「世界が終わりそうな時に今頃お帰りですか お巡りさんも相変わらずですね」
「そういう事」
猿飛「世界の方はしらないけど どうやら帰る場所ぐらいは護れたみたいじゃない ただいまも おかえりもない 無愛想な街だけど」
お妙「おかえりはないけど違うものならきけるかもしれませんよ」
「そうか じゃあお言葉に甘えて休ませてもらおうかな」
お妙「みんなおつかれさま」
神楽「アネゴそれ違う」
■なにが見えたのか…。
【銀魂】 ネタバレ 最新627話 『平和と破滅は表裏一体』
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source : 超マンガ速報