Google+ まんがあんてな: 性同一性障害がテーマの『この恋と、その未来。』が打ち切り…作者もラノベ作家引退を発表・・・・・(画像あり)

2016年6月1日水曜日

性同一性障害がテーマの『この恋と、その未来。』が打ち切り…作者もラノベ作家引退を発表・・・・・(画像あり)

性同一性障害がテーマの『この恋と、その未来。』が打ち切り…作者もラノベ作家引退を発表・・・・・(画像あり)

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1: 2016/05/30(月) 20:49:56.93 
森橋ビンゴ@Morihashi
■■さいきんのおしごと■■ ■漫画原作■ 「鉄牌のジャン!」 近代麻雀にて毎号連載 「ナナヲチートイツ-紅龍-」 近代麻雀にて各号連載 「禁猟六区」 月刊ヒーローズにて不定期連載

ボクの事は嫌いになっても……ファミ通文庫の事はッ! 嫌いにならないで下さいッ! https://twitter.com/Morihashi/status/736916543397756929

思いの外、各所で取り上げて頂いてるみたいなので珍しくこういう場で真面目な話をしようかと思います。 https://twitter.com/Morihashi/status/736924297524961280

明日、ファミ通文庫から発売の「この恋と、その未来。―二年目 秋冬―」はシリーズの5巻目という位置付けですが、最終巻の予定であった6巻目は、今のところ、出せる予定がありません。 https://twitter.com/Morihashi/status/736925056190664704

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この恋と、その未来。 -一年目 春-
※あらすじ
『東雲侑子』のコンビで贈る、ためらいと切なさの青春ストーリー登場。

超理不尽な三人の姉の下、不遇な家庭生活を過ごしてきた松永四郎。
その地獄から逃れるため、新設された全寮制の高校へと入学を決めた彼は、期待を胸に単身広島へ。
知らない土地、耳慣れない言葉、そして何よりもあの姉達との不条理な日々から離れた高揚感に浸る四郎だったが、
ルームメイトとなった織田未来は、複雑な心を持つ……女性!?
四郎と未来、二人の奇妙な共同生活が始まる――。
『東雲侑子』のコンビで贈る、ためらいと切なさの青春ストーリー。

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俗に言う「打ち切り」というヤツですが、これはまあ、つまり出版社に「採算に合わん」と判断された、という事です。 https://twitter.com/Morihashi/status/736925431736074242

商売なんで、出版社のこの判断は当たり前の事です。シリーズを楽しみにして下さった方々には申し訳ないとは思いますが、責任の一切は売れない本を書いてしまったボクにあります。 https://twitter.com/Morihashi/status/736926365354594304

んで。話は少し変わりますが、ボクは今回の「あとがき」に今後ライトノベルを書く事はないだろう、と書きました。 https://twitter.com/Morihashi/status/736926729218854912

これは別に「この恋と、その未来。」のシリーズが売れなかったからではなく、シリーズを書き始める段階で既に決意していた事です。 https://twitter.com/Morihashi/status/736926993409658881

理由を書けばさもしい話なんですが、儲からないの。ライトノベル、儲からないの。 https://twitter.com/Morihashi/status/736927332569481216

ずっと万年赤字生産マシーンだった事だけが心残りだったんですが、「東雲侑子は~」のシリーズがちょっとだけヒットした事も、いいきっかけではありました。 https://twitter.com/Morihashi/status/736929405037989889

*続く

2: 2016/05/30(月) 20:51:00.73 
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『この恋と、その未来。』は、広島を舞台にした青春小説です。
横暴な姉たちから逃げ出して広島の高校に入学した松永四郎と、性同一性障害ということで男として入学してきた織田未来。
二人は学生寮で同室となり、親友となりますが、やがて四郎は未来に対して恋愛感情を持つようになります。
「俺は未来の心に恋をしているのか、体に恋をしているのか」。
四郎は悩みながらも、その気持ちを隠して、慣れない土地での高校生活を送ることになります。

「重すぎる」とか「ラノベらしくない」とか評されることが多いですが、実際のところはしっかりとエンターテインメントした作品だと思います。
もっといくらでも重くできる設定なのに、あくまで読者を楽しませることを目標とした作りになっている。
そういう意味ではむしろ「ラノベでこそ」という作品ですし、アニメ化すればもしかしたらハマるかも、京アニでワンチャン、とか思っていました。

この作品はさまざまな意味合いを持っています。

ずっとブレイクしないまま燻っていた森橋ビンゴという作家がようやく日の目を見たということ。
作家の生存率がどうだと話題になるラノベ業界ですが、それでも良い作品を書けば評価されるのだと、いちファンとして私も嬉しく思っていました。

「性同一性障害」という難しい題材に挑戦していること。
そして、そうした題材を軽やかに扱ってみせていること。
それこそがラノベの醍醐味だ、という思いも個人的にはあります。

「このライトノベルがすごい!」などで多くの票を獲得していること。
決してラノベ読みたちがこの作品を評価していなかったわけではありません。

「ファミ通文庫」には青春小説が多いこと。特に野村美月と森橋ビンゴは、古くからその路線の代表として、ファミ通文庫に貢献してきた作家でした。

そしてなにより単純に作品のクオリティが非常に高いこと。

『この恋と、その未来。』を打ち切るということは、単なる打ち切りというだけでなく、上に挙げたことを否定するメッセージを放つことになるのではないかと思うのです。
「作品のクオリティは評価しない」
「こういう作品は投稿してくるな」
「こういう企画を提出するな」
「ファンの評価なんか関係ない」
「こういう作品を好きな読者は出ていけ」
と宣言したに等しいのではないかと。

ファミ通文庫も台所事情が苦しいのだと思います。
「売れない作品を打ち切って何が悪い」
「おまえが損失を補填してくれるのか」
と言われれば返す言葉もありません。
それでも僭越を承知で言わせていただくなら、『この恋と、その未来。』だけは、何としてでも完結させるべき作品だと思います。
それほどの価値がある作品です。
どうかラノベ史に『この恋と、その未来。』という傑作を残してあげてください。

いまからでも、この作品が売れることを祈り、そして打ち切りが撤回されることを願っています。
皆さんもどうか購入してください。よろしくお願いします。

http://kazenotori.hatenablog.com/entry/2016/05/29/183011

23: 2016/05/30(月) 21:15:55.11
>>2 は1ファンの発言であって作者の発言じゃないからな

46: 2016/05/30(月) 21:59:38.91
>>23
ああ、そうなんだ
えらく自信満々な作者だなと軽く引いてしまったから、教えてくれて助かった

3: 2016/05/30(月) 20:51:51.75
ラノベ儲からないのか

14: 2016/05/30(月) 21:04:05.42
>>3
どの出版社もラノベを出したり参入してるので儲からないことはない
現にアニメ化して原作の売上あがるし
ただこういう重い話は売れないと思う
そもそもライトじゃないし気軽に読んだり楽しむのが無理でしょ

79: 2016/05/31(火) 05:28:42.81
>>14
> ただこういう重い話は売れないと思う

けど、いいかげん異世界に行く系はウンザリなんだが

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source : 超マンガ速報