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■時は満ち、地中より出ずるは──
ナレーション:
その瞬間(とき)!!!! 世界中の全生物は 同じ方角を向いた──!!!!
『グルメ日食』により、猛烈なスピードで冷え込み始めた地球───
あらゆる生命(いのち)の音が凍りつき 停止しようとする中で唯一温度が上がり続ける場所!!!
それは灼熱を帯びたはちきれんばかりの”旨み”が…躍動するうねりとともに噴火する場所──
全生命が欲する”食材の王”…!!!!
“GOD”の誕生である!!!!
ジョア(ついに現れましたね!!)
アカシア「行くぞォーーーーっ!!!」
「ペアぁ!!!!」
ゴゴゴゴゴゴ…と何かが地中から姿を現していく。
一同「おぉお……おおぉおおおお…!!」
「な…なんだこりゃあああ──っ!!!」
そして巨大なおたまじゃくしのようなものが打ち上げ花火のように真っ暗な空へ飛び出していく。
トリコ「おわぁ!!! 飛び出たぞ──っ!!!」
トリコの目に映ったのは、夜空に浮かぶ土星にしっぽがついたようなおたまじゃくしの姿。
思わず目を見開くトリコ。
トリコ「あ……あれが…!?」
とそこでボコボコボコンと次々に地面から飛び出す大量のおたまじゃくし。
一同「うわぁああああ どんどん出て来たぁ!!!」
驚くジジ「な…なんと…この数は…いやそれより…」
「こ…このサイズは…!!」
そして大量に飛び出したおたまじゃくしが、今度は地面へと落下していく。
一同「今度は落ちて来るぞ──っ!!!」
真っ先に落ちて来たおたまじゃくしがパクパクと口を開き、小さな手足と尻尾を生やす。そこに落ちて来たおたまじゃくしの群れが一気に融合し、巨大化していく。
ダポン
最後の一匹が融合を終える。
土煙が晴れ、”GOD”が遂にその全貌を露わにしていく。
ジジ「な…なんと…」
固まる一同「え……」
トリコ「こ…これが…!?」
現れたのは無数のおたまじゃくしが鱗のように見える、巨大なカエル。
一同「これが”GOD”!!??」
トリコ「これが?!? 蛙じゃねーか!!!」
ふああ…むにゃむにゃ、とマヌケなあくびをするカエル。
小松「………」
トリコ「寝てる……?」
とそこで目を開くカエル。
不気味な目つきで一同を捉える。
叫ぶジジ「気をつけろや!!!! みんなァーーーっ!!!!」
音速で飛んで来るカエルの舌。
一同「!!!」
トリコ「うおあぁ何だァ!!!」
サニー「野郎…!!! スーパーフライ返し!!!!」
サニーのフライ返しに弾かれた”GOD”の舌は、大気圏を超えて月へとぶつかっていく。
伸びきった舌が月に深々と突き刺さっていく。
その舌に全力の力を込めている様子のカエル。
トリコ「…な…何する気だ…何を…」
「何をする気だぁあーっ!!!」
舌に引かれ、なんと月が落下してくる。
一同「月!!?」「えええええーっ!!!」「月が降って来たぞーっ!!!」
と次の瞬間、飛びあがった”GOD”は落ちて来た月にガバっと噛みついていく。
思わず目玉が飛び出る一同。
そしてGODはズボボボボボボッボボボっと月を丸ごと一呑みに。
ごっくん
トリコ「え───っ!!!!」
「月食っちまったぞ!!!」
ジジ「数百年に一度の『グルメ日食』により 地球の生物は激減する…!!」
「しかしこれは『グルメ日食』による氷期の訪れが原因ではない…!!」
トリコ「え!? どーいうことだジジ!?」
ジジ「すべての生命は”センター”から生まれ “GOD”に還る…」
ココ「ま…まさか…」
ジジ「"GOD”の正体は数百年に一度 地上の旨みを回収しに出て来る化物じゃよ!!!」
トリコ「な…なに──っ!?」
ジジ「しかしこんなにデカいGODはワシも初めて見た」
「今までは見た目もただの『おたまじゃくし』だったからのう」
「これが最後の登場だから 孵化したのか…」
ゲップをしたGODがトリコたちの方をちらっと見やる。
と同時に再びあの舌が一同を襲う。
トリコ「ヤバいまた来たぞ逃げろーっ!!」
スター「間に合わん ガードだ!!」
トリコ「フォークシールド!!」
ゼブラ(音壁!!)
スター(火盾!!!)
同時にシールドを展開していくが、GODの舌はそれらを簡単に蹴散らしていく。
一同「ごぉあ」「うぉああ!!」
爆風で彼方へ飛ばされる愛丸。
トリコ「愛丸!!」
ブランチ「ワシにまかせい!!」
すかさずブランチが追いかけていく。
「あ」
絶望の表情になる小松。
小松だけは舌に絡め取られてしまっていた。
小松「トリ……コさん……」
トリコ「小松!!!」
大竹「小松っ…」
小松「わあぁっ」
あっという間にGODに丸呑みにされてしまう小松。
トリコ「小松───っ!!」
ゼブラ(サウンドアーマー!!)
サニー(リモートヘア!!)
トリコ「ヤベェ小松が食われちまった!!」
慌てて助けに飛び出そうとするトリコをジジが止める。
ジジ「うかつに近づいてはならんトリコ!! 命を吸われるぞ!!」
トリコ「どけ!!」
「命を吸われる? 逆だ!!」
「どんだけこの日を待ったと思ってる…”オレたちが食うんだぜ”!!」
「"GOD(アイツ)をよ”!!!」
ゼブラ「小僧にはバリアを張っておいた」
サニー「小松(まつ)は無事だ オレのリモートヘアが脈を確認してる」
スター「フ…GODという『食材の王』は……『捕食の王』でもあったってわけか…」
トリコ「上等だ」
拳を鳴らしながらGODの前に立つトリコ。
トリコ「食うか 食われるか!!」
「オレたちの食欲を見せてやろうぜ!! 勝負だGOD!!!」
GODが不気味な目つきでトリコたちを見下ろしていく。
『グルメ界 Last Menu 【GOD】』
【神格獣類: 捕獲レベル 10000】
■最後の食材。そいつは生きてオレたちを喰おうと──
次号予告:規格外のこの大蛙、誰がねじふせる!?
2: 投稿日:2016/05/05(木) 16:43:09.40
なんやそれ
3: 投稿日:2016/05/05(木) 16:43:30.15
こマ?
7: 投稿日:2016/05/05(木) 16:43:47.58
不味そうで草
8: 投稿日:2016/05/05(木) 16:44:03.45
ほんとだとしたら絵にかいたようなインフレ具合馬鹿じゃねえの
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source : 超マンガ速報