Google+ まんがあんてな: ジャンプ編集長「小学生向けの雑誌にこち亀を載せたらめっちゃ人気だった。子供をナメてはいけない」

2019年7月10日水曜日

ジャンプ編集長「小学生向けの雑誌にこち亀を載せたらめっちゃ人気だった。子供をナメてはいけない」

こちら葛飾区亀有公園前派出所 200 特装版 40周年記念 (ジャンプコミックス)

1 名前:名無しさん必死だな 投稿日:2019/07/05(金) 15:08:41.19 ID:VBMK9WSAa.net

さすがこち亀

https://natalie.mu/comic/pp/weeklychamp03/page/3

中野 あともう1つ、さっきお話していただいた「子供を意識して目線を下げる」ってことももちろん大事だと思うんですよ。ただ、それと矛盾するんですけど、「子供をナメない」と言うんですかね。「子供だからこれぐらいわかりやすく」というのは間違っているというのは、最強ジャンプを作ってみてわかりました。
本当に子供はみんな背伸びしたがるし、大人向けのものもちゃんと理解できるんですよ。わかりやすい例として、最強ジャンプでは「こち亀名作劇場」っていう再録をやっているんですね。そこで1回、署員旅行の回を載せたことがあって、「面白い回だけど、最強ジャンプの読者的にはどうなの?」とか言ってたら、20作品以上載っている中で5位ぐらいになったんですよ。再録なのに。

一同 (笑)

中野 読者の9割5分が11歳ぐらいの小学生男子なんですけど、旅行先の旅館でロマネコンティを飲むみたいな回が人気に(笑)。

──大人の感覚だと「両さんがゲームとかプラモで遊ぶ回がいいかな」と考えそうです。

武川 本当なら「署員旅行とは」っていう説明からしないといけなそうですけどね。遠足みたいな感覚なのかな(笑)。いやー、すごい話です。
少年読者は自分が生きている学校よりも上の世界のことを欲している感じはありますよね。確かにしゃがむことも大事なんですけど、間違っちゃいけないのは、相手も我々と一緒で人間なんだということ。背丈が違うだけなんですよ。目線の高さの合わせ方を間違うと、お互い幸せにならないことってありますよね。

中野 たぶん読者はナメられたくないんですよね。「これは俺らのためにがんばって作ったな」ってわかるもの、押し付けられたものはいらないんでしょうね、きっと。

武川 人間は生来、上から教えられるのがあんまり好きじゃないんだと思います。だけど自分の知らないものを提示してくれる「ちょっと年上のお兄さん」のような人は好きだったりするじゃないですか。そこらへんの感覚が少年マンガには大事なんでしょうね。

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source : ジャンプ速報