Google+ まんがあんてな: 週刊少年ジャンプは本当に「腐女子向け」になってしまったのか?????(画像あり)

2015年9月3日木曜日

週刊少年ジャンプは本当に「腐女子向け」になってしまったのか?????(画像あり)

週刊少年ジャンプは本当に「腐女子向け」になってしまったのか?????(画像あり)

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1: 2015/09/02(水) 20:51:42.15
創刊50周年も見えてきた日本一のマンガ雑誌『週刊少年ジャンプ』。

no title

私も小学生の頃から読んでいますが、ネットに触れ始めた時、というか某巨大掲示板を見るようになった時、ジャンプについてはこのような論調がありました。

「最近のジャンプはつまらない」
「最近のジャンプは少年誌じゃない。腐女子しか読んでいない」


そして10年……未だにこの手のスレッドが頻繁に立てられています。

●毎週のように終わる週刊少年ジャンプ
「【悲報】週刊少年ジャンプ、終わる」といったスレが毎週のように立っているのが目立つ

粗製乱造されていながら未だに絶えることがないというのは、それだけジャンプが(叩きの対象であれ)魅力的な証明なのかも知れません。
それに「最近の○○」はジャンプやサブカルチャーに限らず叩かれることが多い。

「週刊少年ジャンプで腐女子票狙いの水泳漫画が連載開始!ってこれFreeじゃね?」
「女が少年漫画に擦り寄ってきてからオタク界がおかしくなったよな」
といったスレもある一方で、「腐女子向け」という評価については私はずっと気になっていました。
果たして本当にそうなのか、と。

●腐女子とは
腐女子(ふじょし)とは男性同士の恋愛を扱った小説や漫画などを好む女性のこと。
「婦女子」(ふじょし)をもじった呼称である。
wikipedia


コミケ会場やアニメイトなどのオタショップまで行かなくとも大きめの書店に行けばマンガコーナーの片隅に『黒子のバスケ』や『ハイキュー』などの二次創作同人誌が並んでいるのを目にすることがよくあります。
あれらは全てではないのでしょうが、多くはBL的要素が強いのでしょう。

古くは『キャプテン翼』や『聖闘士星矢』の時代からジャンプ作品を愛好していた腐女子層が近年になって(『テニスの王子様』を皮切りに、とよく言われます)急増し、ジャンプの掲載順位を決めるアンケートハガキをたくさん出すようになった。

そのために本来の読者層である少年より腐女子受けする漫画ばかり推されるようになったのが「少年ジャンプ」衰退の原因である、というのがよく言われる話です。

●女性読者は(多分)増えている
たしかにコミケの女性向け二次創作などで『テニスの王子様』『銀魂』『黒子のバスケ』などのジャンプ漫画が圧倒的な人気を誇ったのを見れば、そういった二次創作を好む層がジャンプを買い支えている、という考えが浮かぶのもわからないではありません。

no title
「週刊少年ジャンプ」といえば『ONE PIECE』や『こちら葛飾区亀有公園前派出所』など国民的人気作を生み出す売上ナンバーワン・マンガ誌。
“少年”と銘打ってはいるけれど、実際の読者は女性が半数近いといわれる。なぜ「少年ジャンプ」は女子に愛されるのか。

「週刊少年ジャンプ」を支える熱い女子 - 日本経済新聞
http://www.nikkei.com/article/DGXNASFK31007_R31C12A0000000/
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※ クリックで画像拡大
http://cupo.cc/archives/42017
※続く

2: 2015/09/02(水) 20:52:30.13
>>1 の続き

3年近く前のデータですが、不動の大看板マンガ『ONE PIECE』でさえコミックスの購買層は女性多数というのは驚き。
また、コミックスの他公式のキャラクターグッズなどの中には女性向けであろう商品も少なからずあります。
現在TVアニメ放映中、美少女キャラが多くお色気要素も強いジャンプの人気マンガ『食戟のソーマ』ですが、この度薙切えりな、水戸郁魅といったヒロイン2人に加え、新たに男性キャラの抱き枕カバーが発売されました。
noitle
引用:アニメイトオンラインショップ

先に引用した日本経済新聞の記事では、ジャンプ漫画が女性人気を得る理由として
「イケメンが多い」
「濃厚な人間関係が描かれる」
「少年漫画特有の必殺技重視の展開がわかりやすい」
などの理由を挙げていました。
一定の説得力がある考察だと思います。

実際のところジャンプ購買層やアンケートハガキを出す層の女性比率などはわからないのでなんとも言えないのですが、昔より女性読者が増えており(あるいは潜在的にいた読者が見えやすくなり)、集英社でもそれをある程度視野に入れたマーケティングをしているのは事実だろうと私も思っています。

● 「男受け」「女受け」
しかし、肝心の漫画の内容が腐女子、というか女性に受けることを再優先したものになった、とは私には思えません。
理由としては極論「男である自分が概ね楽しめているから」というだけなのですが、そもそも「女受けする漫画≠男には受けない漫画」ではないでしょうか。

「腐女子ジャンプ論」でよくなされる指摘に「昔は『男塾』『ジョジョ』『北斗の拳』『CITY HUNTER』のような『男の漫画』が多かったのに~」というものがありますが、たしかに昔の漫画に比べると、いわゆる劇画調の絵柄は少数派で、印刷技術などもあるでしょうが画面の雰囲気も明るいものになりました。
恐らく「男臭い漫画」である『火ノ丸相撲』にしても、出てくるキャラはマッチョばかりですが特別に絵が濃いというわけではないですよね。
他ならぬ『ジョジョ』の画風の変貌ぶりもその例として挙げられるのではないでしょうか(ジョジョの場合、今は今で濃いですけど)。

noitle

「女が男の趣味に入ってきた」だけでなく、少女漫画を読む男性も増えました。
その少女漫画の表現にしても、よく知らない人が思い浮かべるようなキラキラしたいかにもな雰囲気の作品は幼年誌でもなければほとんど見なくなっています。
男性向けにしろ女性向けにしろ現代で主流に消費される漫画作品は、その是非はわかりませんが「中性」寄りになっていて、昔の作品のように男性性(女性性)の強いものは少なくなりました。

ですから最も大衆に読まれるマンガ誌であろうジャンプ誌上で人気を得る作品というのも、男に女にではなく広く受ける作品となり、女性ファンも多数獲得することとなります。
もちろん人気漫画の中でもとりわけ女性の購買層が多い作品というのはありますが、それはたまたま刺さる女性の多い要素を持っていたのでしょう。
pixivなどを見ていると『ハイキュー』や『銀魂』に次いで地味に女性人気のある作品として『ワールドトリガー』が挙げられます。

※続く

3: 2015/09/02(水) 20:52:49.62
>>2 の続き

noitle
pixiv「ワールドトリガー」検索結果一覧

この漫画は緻密な設定や理知的なバトルの他に多彩なキャラクターやそれぞれの関係性をスマートに描いている点も大きな魅力だと思いますが、これは女性人気の出る作品によく見られる特徴でもあります。

『BLEACH』が尸魂界編で人気が一気に盛り上がったのも、個性豊かなキャラクターが多数登場し、それぞれの思惑が絡み合う展開を描いていたのが男女ともに読者のハートをがっしり掴んだからではないでしょうか。

noitle

キャラが多いというのは(これはスポーツ漫画だからというのもあるでしょうが)『テニスの王子様』や『黒バス』『ハイキュー』にも言えます。

結論としては(もちろん想像に過ぎないのですが)
「『ジャンプ』の編集部や作家さんは作品内容に関しては今の時代に広く人気を得られるものを意識して描いていて、そういった作品は知名度もあって多くの女性、その中の『腐女子』にも刺さり、結果として『腐女子に受けている』」
と私は考えます。

●「少年向け」とは
記事の内容は途中から「男受け」「女受け」にすり替わってしまいましたが、果たして「少年ジャンプ」は「少年」には受けているのでしょうか。
そもそもどれくらいの小中高生がジャンプを読んでいるのか。アンケートハガキを出しているのか。
小学生、中学生、高校生にはそれぞれどんな漫画が人気なのか。

人気漫画は男にも女にもだいたい受けると言った私ですが、大人に人気の少年漫画は小学生にも同じく刺さるのか、と言われるとちょっと素直に肯定はできません。
子供の頃の自分の好みというのは異性のそれ以上に想像し難いものです。

――――

ワンピースに対して、小学生たちは本当に「ドフラミンゴちょうこええー」「ルフィちょうつえええ」という反応しかしないらしい。

もちろんそうでない子供も少なからずいると思うんだけど、今日の話を聞く限りだと、本当の少年漫画のメインターゲットである子供たちというのは、本当に本当に、漫画からごくごく限られた情報しか受け取っていない可能性がある。
そんな子供たちを楽しませるというのは、もはや異次元の所業であって、そんなこと狙ってできることなのかどうなのか。
全文読む
【8/7】小学生と少年漫画ー華麗なる架神恭介

http://curry-blog.cagami.net/?eid=1072452

少年ジャンプ読者層にどれくらいの割合を少年層が占め、彼らが望む漫画はどのようなものなのか。
私たちと少年は「面白い漫画」をどの程度共有できるのか。
女性層の問題以上に私はこちらが気になります。

※以上

53: 2015/09/03(木) 11:37:34.16
>>1
何をいまさら
テニプリのころからそうだろ
noitle

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source : 超マンガ速報